iPX社員によるブログ

iPX社員が"社の動向"から"自身の知見や趣味"、"セミナーなどのおすすめ情報"に至るまで幅広い話題を投下していくブログ。社の雰囲気を感じ取っていただけたら幸いです。

素人が完成まで手を抜かずにメカイラスト作成1

はじめに

今回の担当のKanomataと申します。所属は2Dデザイン部 (嘘) です。
製造業向けITを詠うiPXでは異質で、C言語やら工学やら統計でガチ制御系をやっております。マイコンのROM/RAM、処理負荷などに頭を抱える毎日です。いつの間にか古株の方に位置づけられてしまいました。

お題と言い訳

どの位の時間が掛るかもどの位の人が見てくれるかも分かりませんが、常にやる気が起こらないど素人がモチベーション維持のために、完成まで手を抜かずにイラスト作成をしてみようと思います。誰も見ないという爆死はPi○ivで慣れっ子でござる。
昔あるサークルに所属したことがありまして、ここで東方系イラストを少し描いていたことがあります。クビになりましたが (笑)
薄い経歴ですし魑魅魍魎が跋扈するイラストレータ業界では「下の中」が相当な力量である私ですので、過度に期待しないでくださいね。

我々は製造業向けITでご飯を食べていますので、テーマもそれに沿ったものがいいと思いました。そこで、結構好物な「メカ娘」を描いていこうと思います。
私の趣向は特殊かもしれませんが、メカ娘でも③しか好みません。個人的には「装備はメカ娘じゃない!」
 【ロボ娘】どこまでいける? チェック一覧表:http://livedoor.3.blogimg.jp/insidears/imgs/8/d/8d971de0.jpg

最近メカを装備しているだけが多く (②)、こちらの分野は風前の灯火となってしまいました。メカ娘を定着させたのが島田フカミネ氏当たりですから仕方ないですが。だからメカ娘はデフォルトがLoly仕様なのです。なお、最初に「マルチ」を思い描いたあなたは、結構おっさんですよ?
大体こんな感じのメカ娘を描いていこうと思います。
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これは、以前に描いたものを塗り直したり背景を追加したりしてみたもので、こんな感じのを新たに作ってみたいと思います。光るホログラムは好き者にとって夢であり憧れです。しかし背景は苦手だ…

作業準備

作業は「やる気」と「体調」によります。決まった手段を持たない私のような底辺は、これらに依存してきます。
仕事では個人レベルの手順や組織のもつプロセスやシステムが、こんな外乱を排除して品質確保や納期を守ることができるものです。プロのイラストレータも、きっと決まりきった手法 (もちろん、プロセスは常にチェックされ研磨され続けます) を頑なに守ることで外乱による影響を最大限排除できるのだと思います。

今回使用するツールは以下の通りです。

  • Easy Paint Tool SAI

  メジャーなペイントソフトの一角を担うが数年更新がない。5200円/1ライセンス

  PhotoShopの月額版。高機能すぎて専門家でない私には100%使用は無理。980円/月

  高機能なペイントソフト。SAIの描き味が再現できるならさっさと乗り換えたい。500円/月

  3Dモデルをグリグリすると好きな構図になるソフト。有料版7800円
  評価版で決め、トレスしない!!

  • 音楽

  マルチ脳でない私のような人は歌は極力聞かない方がよくInstrumentalsがいいようです。
  言語を使用すると左脳言語野からの脱却が難しいからとか。

SAIとPhotoShopとクリペはpsd形式で共有できます。ただ、SAIの仕様上psdではα値が劣化するようです。印刷屋に出すときには多くの場合PhotoShop psd形式を求められます。最終的にはこの形式になりますね。

ラフ作成

構図と大げさにいっても、私程度の者では複雑なものを描くに至りません。今回は以下のようにしてみようと思います。(左)
デザインドールで当たりを見て、描いては修正、修正、修正、…でやっとこさ決めていきます。
左右対称は大変なので、コピー&ペースト&反転も使っていきます。邪道です。

真ん中に人物を、背景に巨大なサーバラックという感じがいいなと思いました。I/Fである娘は巨大なコンピュータによって動き動かされ…なんていう、三文映画なSFですね。構図は最初からバシッと綺麗に描ける人に憧れます。優れた空間把握能力のある人か、プリンタにしかできない芸当だそうです。
今回の構図では、背景は大まかに「1点透視」、その他はそれに応じて透視図法を変える感じにします。素人なので違う部分が多くあると思いますが、すみません。
これを数日にわたって眺めながら何度も修正をしていきます。
で、作ったラフがこちらです。(右側) やっぱり、ちょっと脚が変だな...
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今回はここまでで…。
次に「線画作成」を行う人が多いと思いますが、ここからいきなり塗っていきます。
前は線画作成していましたが、気分で継足したり修正したりしながら1つひとつ塗っていくのが楽しいのです。こんなことやっているから、1つのイラストに数週間もかかるのですね。
現在の進捗はこんな感じです。
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ここから背景とキャラを分けて塗っていきますが、原寸のキャラを抜き出したキャンパスサイズは幅4322×高5932にしてあります。
非常に巨大です。
昔、うるし原智志氏というエロ漫画の方が「イラストはA3で引いて、塗りは3倍に拡大して作成する」と書いていたことが元です。
私は、なんか満足感がひとしおなのでこれで行きたいと思います。

また次回、よろしくお願いします。


参考:
https://livedoor.3.blogimg.jp/insidears/imgs/8/d/8d971de0.jpg
PhotoShop CC
http://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html
Easy Paint Tool SAI
SYSTEMAX Software Development - ペイントツールSAI
デザインドール
http://terawell.net/terawell/?lang=ja