iPX社員によるブログ

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冬=雪=寒い=コタツ=引きこもり=?

そうだ、読書をしよう。

どうも、iPXカワグチです。

皆さんは秋といえば何を想像しますか。
私は食欲、読書、観光などをイメージします。
では、冬といえば何を想像するでしょう。
雪、コタツ、ウィンタースポーツなどでしょうか...
いいですね。
寒いこの季節こそ出不精の私は読書なんです。

そうだ、読書をしようpart.2

では、早速ですが最近私が読んだ小説の話をします。
①烏に単は似合わない 阿部智里
カテゴリは日本的ファンタジーです。
物語は4つの名家の4姫が今上陛下に嫁入りするために後宮へ向かうところから始まります。
姫はそれぞれ陛下の寵愛を欲して、各々が陛下に好かれようと努力をします。
その努力は個人の力ももちろんですが、各々の家の力を使い、話が進むにつれどんどんドロドロの展開になっていきます。
お話はドロドロから急展開を迎えます。
あれ、私が読んでた本はファンタジーだったよな...
そう思うくらい一気にミステリー色が強くなります。
序盤から少しずつ張っていた伏線を一気に回収します。
読み終わった後の疾走感、爽快感が凄い作品です。よかったら一読してみて下さい。
ちなみに本作はシリーズものとしても知られています。

そうだ、読書をしようpart.3

②女王はかえらない 降田天
この作品は第13回このミステリーがすごい!大賞を受賞をした作品です。
やはりこのミスだけあって、上質なミステリー小説です。
降田天さんはラノベ作品も執筆しているそうです。

読者に読ませるテクニックが凄いです。
実際、私も驚くくらい物語に引き込まれてしまいました。
本作は流行りのスクールカーストを描いていて、生徒目線からどんどん移り変わっていきます。
視点は1.子どもたち、2.教師、3.真相と移り変わっていきます。
ラノベ作品を手掛けていたため、人を引き付け、読ませる能力が高いように思います。驚くほど引き込まれます。

伏線は、服の掛け違い程度のものですが、それが少しずつ蓄積していきます。
服の掛け違いから明らかな違和感になり、そこから一気に伏線を回収します。
ミステリー好きにはおすすめの一冊です。


寒い時こそゆっくり読書。いかがでしょうか。

では、また。