iPX社員によるブログ

iPX社員が"社の動向"から"自身の知見や趣味"、"セミナーなどのおすすめ情報"に至るまで幅広い話題を投下していくブログ。社の雰囲気を感じ取っていただけたら幸いです。

単眼カメラによる人物の3次元姿勢推論する方法に関して調べてみた

事の発端

こんにちは、wadaです。
最近、人体の姿勢を推論する手法に触れる機会がありました。
流行りの OpenPose と言う物です。

f:id:ipx-writer:20190720172328g:plain
引用:https://github.com/CMU-Perceptual-Computing-Lab/openpose

OpenPoseは、基本的には単眼カメラによる2次元画像を元に、そこに映っている人物の姿勢を推論する手法になります。

ざっくり言ってしまうと、画像に映っている人物のキーポイント(肩とか肘とかの決められた位置)が2次元座標上の何処に存在しているかを見つけ出す事が出来ます。


調査段階で、基本データセットWebカメラを利用して試しに実行してみたところ、簡単に人物の姿勢を検出する事が出来ました。

訓練されたインスタグラマーが常にインスタ映えする物を求めて彷徨っているかの如く、 訓練されたiPX社員である自分は、瞬時に姿勢推論した結果を応用して来訪者に合わせて動くデモに仕立てたら展示会映えするんじゃないか?と思いつきました。

実際に、展示会のテーマに採用されるかどうかは別として、日々の情報収集は大事です。
Openposeで何が出来るのか、更には2Dの姿勢推論だけではなく3Dの姿勢推論が出来ないものか?と言ったあたりを調べてみました。

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一筋縄では行かない。それがトーナメント(競技も型式も)

こんにちは。先日また一つ歳を重ねました。阿部です。
以前書きましたが、「誕生日冥土の旅の一里塚」な自分としましては、味の嗜好が多少変わってきました。
油ものがきつくなるって言うのは本当だったんですね・・・*1

さて、今回はオリンピックも近くなってまいりましたので、スポーツイベントでよく聞く「トーナメント」について書かせていただきます。

*1:もともとさっぱり目が好きではありますが

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The only source of knowledge is experience

何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない。

アインシュタイン氏の言葉ですね。こんにちは、Suzukiです。

なんでもやってみると楽しいものです。
最近は、Carla, Python, モータースポーツイベントをメインに湿気な季節を乗り切ろうとしています。
私の体験についてイベント報告とCarlaについて紹介したいと思います。

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モノの見方↑↑↓↓←→←→

半年くらいぶりです。どうも、三浦です。

前に書いた・・・と思ったんですけど、自分は趣味で絵を描くことがありまして。
今回はむかーし描き方で悩んでいた時に知ったことをネタにしようかと思います。

何かモノを作ったり、アイディアを出す時に意識するべき項目をまとめたオズボーンのチェックリストというものがあるそうです。

①転用
 改善、改良して他に使えないか?

②応用
 似たものから真似できないか?

③変更
 形や色などを変えてみたらどうか?

④拡大
 大きく、長く、高くしてみたらどうか?

⑤縮小
 小さく、短く、低くしてみたらどうか?

⑥代用
 他の物を代用できないか?

⑦置換
 別の要素と入れ替えたらどうか?

⑧逆転
 位置や順序を逆にしたらどうか?

⑨結合
 他の物と組み合わせてみたらどうか?

見てみれば割と単純なものですが、集中して考えている時には頭から抜けていて気付けないようなことばかりなんですよねぇ。

これを知ってから、絵を描く時にはこのチェックリストを意識するようにしています。
レイヤーの配置を前後させてみたり、パーツのサイズや角度を変更したり。

もちろんイラストだけでなく、仕事でコードを書く際にも気を付けるようにしています。
まとめて短縮出来たり、使い回せたりしないか確認してみると意外と見つかるもんでした。

TensorFlowの未来に触れてみた

TCDの堀田です。
最近体調を崩してしまいました。季節の変わり目なので、見てくださっている皆様は体調にお気をつけください。

さて、今回のテーマですが、TensorFlow 2.0のプレビュー版を触ってみました。
新しい物好きなところがあるので、機械学習の勉強がてら動かしてみた次第です。

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ねこ日記(5)

ご無沙汰しております、今回のBlog担当でCSD所属のウメザワです。

前回書いたのは2018年10月だったので約8カ月ぶりですね!

今回も皆さんが楽しみにしている猫ちゃんを載せていこうと思います。
箸休めと思って見ていってください(^^)


1匹つい最近足を引きずっていて焦って病院へ連れて行ったら「捻挫ですね」と診断されたました。
(猫って運動神経良いはずなのに捻挫するんだ)って思いましたよね?私も思いました。笑


いや、前からちょっとドジっ子だなと思う節はあったんですよ。


何度も登ってる棚に乗ろうとジャンプしたら目測誤って失敗して背中から落ちることも何回かあったし。。。
(猫ってどんな高さから逆さまに落としても着地出来るで有名じゃなかったっけ)


捻挫だとシップ貼るわけにも薬塗るわけにもいかず見守ることしか出来ないのがもどかしいですが
今はある程度片足で歩くのも、何かに登るのも上手になってきたので早く完治するのを願うばかりです(´・ω・`)


はい、ではお待ちかねの写真を載せていきましょうか!!

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仕事における視野と視点

お久しぶりです。今回ブログ担当の寺田です。
私はプロジェクトマネージャーとして複数案件のマネジメントを日々並行して実施しています。
ただ2年前は開発者であり、通常のシステム開発を実施していました。
ここ数年で会社の毛色に変化があり、AIベースでの開発が大半を占めるようになりました。
AIにおけるマネジメントも通常とは異なるため、日々勉強です。

開発者としても、プロジェクトマネージャとしても常々思う事は
「見えていないものはないか」
です。

今回は「仕事における視野と視点」の話をしたいと思います。

視野とは?

wikiによると「目に見える範囲」
知識や考え方の幅の広いことを「視野が広い」ということがある。とあります。

つまり物理的に「見えている範囲」と
「知識がある・考えが至っている範囲」を併せて その視野も持っていると言えるでしょう。

冒頭の「見えていないもの」はこの視野がないものを指し、
この割合を如何にして少なく出来るか、これが仕事において重要だと私は考えます。

仕事における視野とは?

  1. 与えられたタスクの守備範囲
  2. プロジェクトの中でのタスクの位置付け・個人の役割(ロール)
  3. プロジェクトの目的・先方の要求
  4. 会社方針から見たプロジェクトの有用性
  5. 市場から見た会社の立ち位置

更なる上位の視野もあるかもしれませんが、私が見えているのはこれくらいです。

各視野における考えるべき事

与えられたタスクの守備範囲

まずここでは「タスク」のレベルによって相違がある点は一旦除外します。
この視野は自分のタスクのみを指し、与えられたタスクは何が出来れば良いのか
を考える事で自然に持つべきレベルのものです。

考えるべき事は

  • 必要な情報がどこにあるか。(ネット、文献、その他知見を持った人は誰か など)
  • タスクを遂行するために必要な情報は何か。
プロジェクトの中でのタスクの位置付け・個人の役割(ロール)

自分の守備範囲が把握できている事が前提になります。
この視野はプロジェクトが成功に至るために、各個人の守備範囲が全体の中でどういう意味を持つのか
を考える事で持つ事が出来ます。

考えるべき事は

  • プロジェクト全体での位置と役割は何か?
  • 関連のある領域はどこか?(≒他チームや他役割の領域との連携)
  • 役割が欠損した際のリスクは何か?(≒責任)
プロジェクトの目的・先方の要求

この視野は基本的にはリーダーやマネージャーが持つべきものです。
ただこれをプロジェクトの各メンバーが意識している場合、プロジェクトの進行にプラスに働きます。

考えるべき事は

  • 先方が何をしたいのか?何が一番やりたいのか?(≒要求分析)
  • 何が達成できればゴールなのか? (≒提案)
  • このプロジェクトを遂行する上での必要な要素は何が必要か?
  • 要求が変化した場合のプロセス・対策は?

会社方針から見たプロジェクトの有用性

この視野はプロジェクトが会社全体の取組みの中で、何に役立つのか、
プロジェクトを成功させた後どのような影響が考えられるかを想像できているかがポイントになります。
この視野を持つためにはまず会社方針がどこを目指しているのか認識する必要があります。

考えるべき事は

  • プロジェクトで得られる知見と活用法は何か?
  • プロジェクトの中でのメンバーの育成方針をどうするか?(≒教育方針)
市場から見た会社の立ち位置

ここは・・・経営者目線なので、まだ私も持てていません。

まとめ

上記のようにより広い視野を持つ事で、個人の仕事に「意味」がある事が
分かります。
自分の仕事が本当に必要なのか、悩んだり・困ったりしている方は
一度この辺りまで考えを巡らせてみると納得できるかもしれません。

視野を広く持つ事は「自分の持つ考えを見直す」良い機会になると考えます。

視点とは?

wikiには
どこから見ているかという、対象を見るときの立脚点のこと。
どこを見ているかという、注視点のこと。の2つの意味があるとあります。

仕事においても視点の定義は変わらないと思います。

どこから見ているか

物事を考える時、誰目線で見るかで「見えてくるもの」が変わります。
例えば人であればエンドユーザー、先方のマネージャー、自社の運営、マネージャー、開発者等で
あり、それぞれのベースとなる考え方が異なります。

これにより目的、要件の落としどころ、開発の手法、開発におけるリスク等、認識の齟齬が発生します。
皆さんも経験があると思いますが、認識の齟齬は100%発生するのですが、いろんな立場の目線から
考える事で、この認識の齟齬を少なくすることは可能だと私は考えます。

自分の立場だけで考えている方は、他の立場に立って考え直すと見えてくる世界もありますので、
試してみてください。

どこを見ているか

皆さんも会議中に、
「ん?今何の話?」「論点がズレていない?」「飛躍しすぎなのでは?」のような
事になった経験が1度はあると思います。

会議にはアジェンダがあり、そのアジェンダを基に議論をして物事を決める
という流れがあります。
この流れに沿わない場合、時間がかかるだけの無駄な時間となります。

会議だけではありません、通常の会話においてもどこを見ているかは
常に見据えて会話する事は最も重要な事です。

日常会話でも話がかみ合わない事ってありますよね。
それは「どこを見ているか」が相手と異なるからです。
相手がどこを見ているかを意識すると、自分の視点が間違えていたり、
また自分の方が正しい視点だという判断がつけられます。

まとめ

「どこを見ているか」を自分の視点から他の視点に切り替える事で、
今まで見えていなかったものが見えてきたり、解決しなかった問題が解決したりします。
自分の中で小さな「パラダイムシフト」が起こります。

普段の仕事の中で覚えのある方は、今自分の「見ているところ」が正しいのかどうか、
定期的に立ち止まって考え直す習慣を付けると良いかもしれません。