iPX社員によるブログ

iPX社員が"社の動向"から"自身の知見や趣味"、"セミナーなどのおすすめ情報"に至るまで幅広い話題を投下していくブログ。社の雰囲気を感じ取っていただけたら幸いです。

MATLABに関して

今回担当の白羽です。
今回はMATLABに関して
(本当はこのブログは対外的な発信をするべきだと思いますが、どちらかといえば、社内向けです。許して)

MATLAB/Simulinkを使う上で必要なことは何か?

大事なのはMATHWORKSのページを見て、'理解できる'こと。
昔、C言語を使う人は関数をまとめた本を常に持ち歩いているとか聞いたことがありますが、(本当かは知りませんが・・)
そういった話と同じで、すべての関数・テクニックを知っているわけではないです。
だからこそ、調べて理解できることが重要となります。

例えば、MATLAB/Simulinkは他のMBDツールと異なり、検索すると関数・テクニックなどの情報が出てきます。
(他のツールはまず出てこない)
MATHWORKSのページはもちろん、個人・企業・研究室などのページで使い方・トラブルシューティングなどが書いてあります。
これは他のツールにはない特徴だと思います。(というか日本のMBDツールでMATLAB一強なのはこれが理由だと思うんですが)
MATHWORKSのページで情報が出てくる⇒使いやすさからユーザーが増える⇒ユーザーによって投稿された情報が増える・・・みたいな感じですかね。
個人的には一部のツールボックス関連の情報も増えてほしいところですが、ツールボックス高いし難しそうですね
あと、MBDツールには珍しく日本語で情報が出てくるのも重要ですね。

分からないことがあるとき

とりあえず、MATLABで知りたいことがあるときは、「MATLAB 知りたいこと」(Simulinkでも同様)と検索すればたいてい出てきますので、
まずはそうやってMATLABに関する情報の集め方を覚えることから始めてください。
なれたら、サンプルコード・モデルを実行して、「このように記述するとこういう結果になるんだ」ということを理解できるようになってください。
最終的には、MATLAB/Simulinkのサンプルコードを引っ張って修正するだけで、それっぽいものを作れる程度にはなると思います。(ツールボックスを使用するようなものだと、うまくいかないこともありますけどね)
基本的な使い方に関しては、MATLAB入門/Simulink入門というMATHWORKSのページがあるので、それを一通りやってみましょう。

何が起こる、何ができる

ここまでできればMATLAB/Simulinkは使えたも同然といってよいと思います。
後は微分積分とか行列とか三角関数とかフィードバック制御とか、制御モデルを作るうえで覚えなければならないものは多いです。がそれはMATLAB/Simulink以前の問題なので。
といってもある程度はサンプルを参考にすればできますし、微分積分なんかもブロックを置くだけで動かせる場合があるので、知らなくても何とかなるんですかね。
まぁ大事なのはそれらを使うと「何が起こる、何が出来る」を知ることだと思います。でないと目の前の課題解決に、微分積分すればよいのか三角関数使えばよいのか判断できないですからね。

というわけで今回の話は終わりとなります。