iPX社員によるブログ

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CAEってなんだろう?

今週のブログ担当ishizawaと申します。

軽く自己紹介

現在はCAE解析業務を行っています。
最近はご無沙汰ですがプログラムでアプリケーションを作るお仕事もしていました。

趣味はゲームやダーツ、たまに料理などなど。
最近はカクテル作りにご執心ですが、お酒やグラスも禄に揃えられていないのでこれから集める予定です。

CAEとは

今回は『CAEってなんですか?』というお話。
旧友や久しぶりに会う友人と「今どんな仕事してるの?」って会話よくありますよね。
CAEとか解析とか言っても「???」って顔ばかりされます。
なのでCAEとは何なのか、CAEを使うと何がどの様に楽なのかという事をお話します。

CAEとはComputer Aided Engineeringの略称でコンピュータ技術での製品設計や製造工程など
事前検討の支援を行うツールの総称をさしますが、主にシミュレーションや数値解析の意味で使われる用語です。

平たく言ってしまえばパソコンの中に現実と同じような設定を作り、パソコンに計算をさせ、現実の結果を予測することです。
具体的には物の変形、温度の伝わり方、空気や水の流れ方など様々な結果が求められます。

CAEは主に特化した専用のソフトウェアがあります。
物の変形に特化したソフトや空気や水の流れを確認するのに特化したソフトなど様々なソフトがあります。
ただ、ソフトのオペレーションが出来るだけではCAEの意味がないのです。
物理現象の基礎を知らないと正しい結果は得られません。

何故、物理現象を知らないといけないの?

計算は確かにパソコンがやってくれます。
しかし、設定や環境を作成するのは人間です。
入力項目の値を間違えてしまった事に気が付かず、結果を鵜呑みにしてしまったら…。
そのままそれが製品として出回ってしまったら…。
問題ですよね?

入力項目を間違えてしまうなど人間ですからあります。
しかし、たったの1mmや1MPaの違いで大きな結果のズレが出る事もあるのです。
そのために使用する人間が物理現象を知る必要があるのです。

CAEを使うメリット

なぜCAEを使うのでしょうか?
コストダウン、時間の短縮化、データの再利用などに繋がるためです。
CAEを使えば試作機を作成する回数も減らせるのでコストダウンに繋がります。
モデルデータもCADで直せるので時間短縮の他にそのデータを再度修正し計算しなおせる。
見えない部分の可視化や最適化、テストが出来ない所も補えると、正しく使えれば素晴らしいツールなのです。

まとめ

小難しい事を書きましたが要約すればパソコンで物理現象を確認するツールです。
文字だけでの説明では中々伝わらないと思いますので次回以降、機会があればフリーのツールを使用してどんなものかをご紹介出来たらと考えています。