iPX社員によるブログ

iPX社員が"社の動向"から"自身の知見や趣味"、"セミナーなどのおすすめ情報"に至るまで幅広い話題を投下していくブログ。社の雰囲気を感じ取っていただけたら幸いです。

ルールの重要性

はじめに

久しぶりのブログになります。Suzukiです。
今回はルールの良いところ、気を付けなければいけないところを自分の解釈で述べていきます。

ルールの設定例

モデルの実装も同様で車両モデルを例に挙げて変数のルール化をしてみます。
車両システムの一部であるシステムAは以下のような値をもつことになります。
1. CANやセンサーから出力される値(入力変数)
2. システムA内のみ使用される入力変数
3. システムAで定義された定数
4. システムA内のみで使用される出力変数
5. CAN等に出力される変数

変数をグループ分けすると
① 1, 2は入力変数
② 4, 5は出力変数
③ 3は定数
④ 1, 5は他システムとのコミュニケーションする変数
⑤ 2, 3, 4は自システムのみで活用される変数

④は先頭を大文字, ⑤は先頭を小文字にルール化します。
結果として変数は外とコミュニケーションを行うものかシステム内部のものかを判定することができます。

当たり前のようなことですが、このようなルール化はヒューマンエラーの回避、チームや他部門のコミュニケーションが円滑に進むと考えています。

どんなルールを付ければいいのか分からない時は?

そんな時には参考に先駆者の知恵を借りて対応することがベターを考えます。
例えば、モデルのお作法はJAAMBが掲げるルールを模するなど。
JAAMBHP:http://jmaab.mathworks.jp/

ルール設定で気を付けないといけないところ

ルールというものは決まり事であり、破ることは許されないのが前提です。
つまりルールを縛りすぎるということは窮屈になることであると考えています。
今まで通りの業務ができなくなり、また“無駄な”工数増加になってしまう可能性もあります。
ルールを設定はそれ相応のメリットを掲げ、設定前によく議論する必要もあると考えます。

終わりに

ルールと聞くと不自由になると思われがちですが、自由すぎることはかえって不自由になり手間がかかることもあり、必要最低限のルールは時に効率をアップさせる魔法であることを読者の方へ伝えることができたら幸いです。

自社アピール

弊社ではより一層の高い品質を提供実現の一環としてQMS取得を目指しております。