iPX社員によるブログ

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2020年になっても、まだロボット執事を待っている

今回のブログ担当ベーカーです。

いつの間にか2020年になってしまいましたね。

といいながら、ゴールデンウイークであとちょっと半分すぎてしまいそうです。
子供の頃に「2020年」という遠い未来がよくSF話にありました。2020年になったら世の中がロボットだらけで何もかも自動化されるでしょうという考え方が多かったら。そのころ想像したロボットが実現されなかったが、予想が完全に外れたということも言えないようですね。

僕にとっては2019年に色々が進化して変わりました。その中にタウン一番変わったのは僕のアパートとそのアパートでの僕の暮らし方です。何故かというと、僕はちょうど1年前(1月下旬現在)に半額セールでGoogle Home Miniを買ってしまいました。それで、2019年全体が僕のスマートホーム世界への冒険になりました。

「好きな単語は何ですか?」

僕は言語学が趣味だからたまにそういう質問を聞かれます。しかし、言語と言語学が好きだからこそそれは答えにくい質問です。好きな単語が山ほどありますから。
学生の頃から好きな単語を聞かれたら、大体響きがよくて、珍しいから「cataphora」と答えますが、考えてみれば「gadget」(ガジェット)というのも気に入ります。しかも、ガジェットの方は僕に合っているかもしれないです。

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ガジェットの意味

一年前に買ったスマートスピーカーもガジェットの一つです。ガジェットだから買いました。でも、それは始まりでも、終わりでもなかったです。

昔々

初めて買ったスマートホーム関連グッズはもちろんGoogle Home Miniじゃなかったです。それはもう7年前にクラウドファンディングで買ったWi-Fiルータでした。そのルータがZigBee対応で、買ったときにメーカーがおまけにZigBee対応スマートプラグを一緒にくれました。6年間電気ポットにつないで使いましたが、スマホのアプリを開いて操作することがかなりの面倒でほとんどはスマートプラグ本体委にあるボタンで切り替えました(しかし、ベッドから起き上がりたくないくらい寒い朝にはリモート機能が急にすごく便利になりました)。

その後、2017年にやっとスマートホームグッズ2個目を買いました ― アマゾンエコー、世界初で一番有名なスマートスピーカー。残念ながら中々使いこなせなくて、すぐあとに中古で売ってしまいました。問題はエコーがセットアップ完了したら1か国語しか対応できなくなります。毎日2か国語で生活している僕にはかなりの弱点でした。ずっと英語のみでやり取りすることは少し面倒くさいことですが、できないことはなかったです(日本語出来ない友人もいますし)。問題は日本の地名などを変なアメリカっぽい発音で言わなければ通じないことだった(イギリス英語設定しても、アメリカ人っぽいアクセントがまだほぼ必要でした)。すぐ諦めました。

そして今回

それで、2019年がスマートホームのリベンジになりました。当時にグーグルは2か国語機能を追加したのはかなり嬉しいニュースでした。3度目の正直ということになるように願いました。

やっぱり、最初のころにスピーカーのみでしたからただのノベルティだけのようでした。でも最初に書いた通り、これが僕のスマートホーム世界への冒険の話ですので、ただのスピーカー一台に終わらなかったです。今は何と7種類を合わせて29個のデバイスを持っています(少し買いすぎかもしれないと考えながら…)。以下はその7種類について紹介して、僕個人の意見を書きたいと思います。

スマートホームガジェット紹介

スピーカー

最初のHome Miniを買ったすぐ後にもう一個を買ってリビングルームもベッドルームも置くことができました。しかし、その後にさらに新型の「Nest Mini」を無料でいただきまして、一個を玄関の方に置き替えました(写真)。
今ベッドルームに置いてあるNest Miniのほうは新しくて、音質が改善されたはずですが、小さい部屋だからかもしれないですが僕にとって前のHome Miniとあまり違いがわからないです。
マイクの方が良くなったことはより分かりやすかったです、前はベッドルームのスピーカーに向けて話しかけるとたまに玄関のスピーカーが先に反応しましたが、それは新型だと反応しなくなりました。

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玄関のGoogle Mini

Pro:これは小さくてどこに置いても邪魔にはなりません。勉強などしている間のBGMなら音質が十分いいですし、音声コマンドの目覚まし時計が予想より便利です。
Con:部屋の電気や扇風機などを音声で操作するのはとても便利のはずですが、今は音声コマンドがネット上のサーバ経由になってしまうせいでかなり鈍くて思ったほど使えない機能です。ボタンやスマートフォンアプリの方がまだ早いです。後、テレビやラジオに反応するもイライラすることはあります(特に、僕はアンドロイドTVを使っていますから、Google Miniが起きるとともにテレビをミュートしてしまいます。)

スマート電球

僕は以前このブログでクラウドファンディングが好きだと言いました。そこで6年くらい前にLIFXと出会いました。その時に安く買わなかったのを後悔しました。今はスマートホーム対応電球のブランドがいろんな会社から山ほどありまして選ぶのはかなり難しいですが、LIFXはブルートゥースZigBeeではなくてWiFiと直接つなぎますから、ハブとかを一緒に買う必要はなかったです。

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4個のLIFX(シーリングファンはスマートリモコン連携)

Pro:全機能を生かさなくても、音声コマンドや一つのボタンだけで全部屋の電気を一気に消したりできるだけでかなり便利です。後は明るさが簡単に調整できるのが気に入っています。
Con:色を調整することは確かにかっこいいし、友達を見せたりするのが好きですが、日常に全く使わないからなくても満足できたと思えます。LIFXは白いのみの商品も売っていて、普通のLIFXより少し安めですから、多分今度はそれの方を買います。

スマートプラグ

もう言いましたが、僕は以前からスマートプラグを使っていました。でも、今回はGoogle Homeに合わせる為に買い換えました。ブランドとしては「Meross」を選びましたが、経験上はどのブランドでもあまり変わらないです。ZigBeeじゃなくて、WiFi802.11b/n)でコミュニケーションするおかげでハブが不要になったのは良いことです。僕はヒーター、電気ポット、アイロンに付けました。電気ポットは今まで通り、朝にベッドからお湯を沸かすことができます(但し、今アプリか音声コマンドどちらも使えます)。ヒーターはアプリでタイマーを付けて、付けた1時間後に消してくれます。アイロンの方は時間次第で消すのではなく、僕は寝るとき又は出かけるときに消してくれます。

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アイロンにつないでいるスマートプラグ

Pro:やはり「電気製品のなんでも対応しています」ということが大きなメリットですね。離れた時に付けっぱなしかどうかを確認することも便利。Merossの製品はGoogle Home対応も簡単でした。
Con:離れて操作したい電気製品が思ったよりずっと少ないです。ヒーターや電気ポットは便利ですが、あとちょっと夏になって、あまり使わないでしょう。例えば扇風機はこういう風に消すことが可能ですが、付けることはつないだ後にボタンを押さないといけないから対応できないです、炊飯器も一緒です。

スマートリモコン

既存のリモコンの代わりに赤外線でコマンドを送信してくれる機器。ひょっとしたら、2020年にスマートホームを作ろうとするならこれが必要かもしれません。
最初に買ったブランドは温度センサや湿度センサがついていて良さそうでしたが、使ってみたらがっかりすることばかりで返品して今持っている「Nature Remo」を買いました。
今は一部の(スマートになっていない)電気とエアコンと扇風機をこれ通して操作して、割りと満足しています。前はテレビも操作してみましたが、結局それはGoogle Chromecastをつないだ方が良かったです。
僕には適切な置く場所を見つけることが難しかったです、電源に近い所ですが前デバイスが「見える」場所じゃないと使えないです。でも、見つかったらずっと置きっぱなしになっています。

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Nature Remoとリンク

Pro:既に持っているものを態々買い替えしなくてもスマートホームが実現できます。特にエアコンの操作に便利です。
Con:ハードウェアは割と単純ですので、各ブランドの特徴がソフトウエアになっています。なので、お店にいて仕様を読むだけで自分にいいかどうかの判断が難しいです。できれば買う前にデモとかで使ってみた方がいいです(できなければ、お店に返品できるかを確認した上で買うべきです)。操作はできる現在状態は確認できないことが大きな弱点です。

スマートボタン

これがスマートホームでまだあまり聞かない商品の種類ですが、かなり便利です。Flicというものでこれも元々クラウドファンディングで始まったものです。
単純に説明すると、ボタンを押すとブルートゥースでハブかスマートフォンに信号を送信して、受信側がその信号をコマンドに変換してそのコマンドをネットワーク上に転送します。僕は気に入った理由は電気の操作に音声コマンドやスマホのアプリよりずっと早いですから。

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Flicブルートゥースボタン

Pro:小さくてどこでも付けられることで、APIを使えばどんな機能でもできます。
Con:連携できるブランドは限らていて、APIがありますが、反対側にもAPIがなければ何も始まらない。僕は現在FlicとNature Remoを連携してエアコンの操作をしようと考えていますが、Nature Remo側にAPIがない為まだできていないです。

今後の計画

僕は2020年の後半の為に追加がもう注文しています。クラウドファンディングSwitchBot Curtainというカーテン開閉の自動化デバイスKeymittのスマートロック。届いたら感想で皆さんをアップデートしたいと思います。

2020年に僕のロボット執事がまだ来ていないですが、技術の進化のおかげで少しずつ近づいていることがほぼ見えています。

2021年に来るかもしれないです。