WordPressで自社のHPを作ってくれと言われた場合に
初めに
ご無沙汰しております。SDU(System Development Unit)の小川です。
唐突ですが皆さんはこんな経験は御座いますか?
「WordPressで 自 社 の H P を 作 っ て く れ」
では始まります。
対象読者
- WordPressの参考HPを色々見たが良く分からなかった
WordPressが良く分からなくなる原因
How Toが乱立
これは素晴らしいことですが、時には理解への障壁となりえます。
特に投稿タイプ、テンプレート階層などは定義から辿った方が理解が早いです。
投稿の意味を何となく捉えている
WordPressで言われる「投稿タイプ」は明確に次のものと規定されています。
- 投稿
- 固定ページ
- 添付ファイル
- リビジョン
- ナビゲーションメニュー
- (カスタム投稿タイプ)
WordPressの公式オンラインマニュアルである WordPress Codex でも頻出する単語ですので頭に入れておくと想像の助けになります。
テンプレート階層の定義を言葉で覚えようとしている
WordPressは似た様な記事をそれぞれHTMLで作成することはしません。
テンプレートと呼ばれるphpファイルで表現されます。
各投稿タイプにどのテンプレートが適用されるかを示した図をいつでも見れる状態にしておきましょう。
下記リンク先の「概観図」の項です。
参考:テンプレート階層 - WordPress Codex 日本語版
iPXではトップページに各ページがぶら下がる形で下記のテンプレート構成になっています。
front-page.php(トップページ) ┗ page-works.php(事業内容ページ) ┗ page-tips.php(TIPSページ) : ┗ page-topics.php(TOPICSページ) ┗ single-topics(TOPIC詳細ページ)
WordPressをより理解する為に
実際に企業向けページを作る為には細かい機能を知る必要があります。
下記を理解しておけば迷子にはならないでしょう。
スラッグ
ページを表す識別子みたいなものです。
iPXでは固定ページに多用しました。
page-works.php "works"というスラッグを持つ固定ページに対するテンプレートです。
開発にあたってのあれこれ
テスト環境
Microsoft Azure は便利なので使いたいと思いますよね。
iPXではAzureにCent-OSを立ててWordPressテスト環境を構築しました。
e.g. Cent-OSへ環境を構築
sudo yum install httpd mysql-server php php-mysql php-mbstring sudo chkconfig httpd on sudo chkconfig mysqld on service httpd start service mysqld start sudo mysql -u root update mysql.user set password=password('<root用のパスワード>') where user = 'root'; flush privileges; exit; mysql -u root -p <root用のパスワード> create database wp; grant all privileges on <ユーザー名>.* to <ユーザー名>@localhost identified by '<ユーザーwpのパスワード>' exit; cd /tmp wget https://ja.wordpress.org/wordpress-4.4.2-ja.tar.gz tar zxvf wordpress-4.4.2-ja.tar.gz mv wordpress/ /var/www/html sudo vi /etc/selinux/config SELINUX=disable
e.g. mod_rewriteを有効にする
sudo vim /etc/httpd/conf/httpd.conf LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so AllowOverride All