iPX社員によるブログ

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プロジェクトマネジメントする側になって・・・

現在PMとしてアサインされ、徐々に頭角を現してきている寺田です。
自分で言うのもなんですけど(笑)

今回は私が現在も進行しているプロジェクトのマネジメントについて、
実体験から得たものを自分なりに記載したいと思います。

プロジェクトマネジメントって?

アサインされる前からネットの記事を見るや、本を購入して勉強する等してはいましたが、
そもそもプロジェクトマネジメントとは何でしょう。

これは上記より得た情報の一部ですが、「マネジメント≠管理する」ではないようです。
ではマネジメントとは何をする事なのでしょうか?

それは「プロジェクトをゴールへ導く」
これ1点に尽きます。

では具体的には何をしていくとゴールへ導く事ができるのでしょうか?
以下に記載していきたいと思います。

管理「も」仕事

管理するだけが仕事ではないという事ですね。プロジェクトが上手く回るためには全体を把握している人が必要です。
マネジメントする人はただその位置にいるだけなのです。
でもこれ「も」仕事ですから全体を把握するための情報収集が不可欠になります。(自分が理解していないと回せませんからね。)

管理手法である「WBS」においても全てのタスクが詳細に出ていなければ作れませんし、前後関係を考えた構成は組めません。

どんな手法であれ、全体把握が可能な管理手法を探して、それを遂行する事でプロジェクト全体を管理します。

プロジェクトを円滑に進めるための影の努力

プロジェクトを進める上で重要な要素になるのが、指揮系統、自社の人間関係、会社間の信頼度等の対人間における部分です。
プロジェクトメンバー間で揉め事というのは少なからず発生するものです。
また仕事を頂いているクライアントや協力会社の方との間での揉め事も発生は避けられないものです。
人間ですからね。

まずプロジェクトを始める前に「体制図」を作成して、指揮系統を固めるのが定石ですが、
私が途中から進行しているプロジェクトには指揮系統が定まっておらず、この「揉め事」が
自社内と自社とクライアントの2か所で勃発していました。

まず現状把握に努め、そこから問題点を洗い出し、どこが問題なのか考えたところ、

言葉の齟齬がある事、その齟齬から認識の齟齬が発生している事
お互いに身勝手な行動を取っている事

がこのプロジェクトの進行の妨げになっている事が明らかでした。

円滑に進めるためには「協力」が不可欠になるため、
まず「協力」が出来る体制作りを心掛けました。

そのためには

プロジェクトの全貌を理解する。
発生するタスクを理解する。
参画しているプロジェクトメンバーとそのスキルを把握する。
参画しているメンバーの意見を聞く。

という課題があり、これを日々の中で吸収していく必要がありました。

中でも参画しているメンバーの意見を聞くについては力を入れ、
それぞれが抱えている不満や言い分を取りまとめた上で、

プロジェクト進行の上で身勝手な行動を取るものには「叱責する」
態度を改めるまでは「接し方や言い方に変化をつける」
自社間・自社とクライアント間においての情報連携において「間を取り持つ」

等を実施しました。

その結果現在は自社間の連携、クライアントとの連携が前に比べるとスムーズに
なった印象を受けます。

円滑進めるためにはこういった「影の努力」が必要になります。
マネジメントする人間は常時これを意識しておく事が大切だと私は思います。

リスクマネジメントの大切さ

プロジェクトをマネジメントする上で日々考えておく必要があるのが「リスク」です。
「リスク」とは未知のもの全てを指します。
悪いリスクと良いリスクがあるという事です。

悪いリスク

いかにリスクが顕在化する前に「軽減」「転嫁」できる体制を整えておけるかが、
プロジェクト内での工数に大きく影響してきます。

現在進行しているプロジェクトにおいても、このリスクは多数存在し、
一部はこの「リスク」を事前に話合っておいた事で、
「軽減」しつつ「転嫁」する事に成功しています。

軽減は具体的には自社の工数が減る事を指し、
転嫁はクライアントで対応する方針に出来た事を指します。

結果的には自社で受ける作業が減った事になり、工数に余裕が
出たため、プロジェクトメンバーに無理をさせる事が減るのです。
これはデカい。

メンバーのストレス軽減にも繋がりますので、「リスク」を
感知しておくことは大切です。

良いリスク

現在進行しているプロジェクトでもありました。
元々ひいたスケジュールとは別に、クライアント側の都合で引かれたスケジュールがあり、
一旦はこれを「悪いリスク」と判断の上、クライアントとの打ち合わせを実施したのですが、
このスケジュールを守り切れるならば、もともと考えていたタスクの内、
検証フェーズの検証レベルを下げても良いとのお達しがあり、
工数を大幅に削減する話になりました。

こういったリスクは話の持って行き方次第では、プロジェクトがいきなり軽度なものに転換する
事が考えられます。
ただ、今回の場合はですが・・・。

なかなか良いリスクって転がっていないものですね・・・。

まとめ

プロジェクトをゴールへ導くためには全体を把握する事、日々管理していくこと、
そこに転がるリスクを感知して良い方向へ持って行く事が最低限必要であるという内容で
書かせて頂きました。

考えるべきこと、実践しなければいけない事はまだまだありますが、
それは次回以降にしたいと思います。

日々勉強ですがゴールに導けたら、その時喜びを感じる事が出来るのだと
言い聞かせながらこれからも精進していくつもりです。

毎日アンテナ張ってると疲れますけどね。ボーリング行きたい・・・(笑)