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iPX社員によるブログ

iPX社員が"社の動向"から"自身の知見や趣味"、"セミナーなどのおすすめ情報"に至るまで幅広い話題を投下していくブログ。社の雰囲気を感じ取っていただけたら幸いです。

正しく「考える」ということ

iPXの上から二番目(年齢的に)の加藤です。

今日は社内の話を書いてみようと思います。

iPXの教育方針

iPXの採用活動は「通年採用」かつ「未経験者OK」という方針のため、常に新人教育が行なわれています。

私もいくつかのテーマを担当していて、社会人になってから経験したことを伝えています。

新人教育の基本方針は「無茶ぶり」です。
ギョーカイ未経験の若人に対して無茶ぶりする訳です。

まだ体系化された教育システムが確立されていない、という事もありますが何せ人材不足なので「実戦で鍛える」というわけでございます。もちろん、お客さんに迷惑をかけないように注意が必要です。

先輩方は面倒見が良いので、自分の仕事が終わってから夜中に連絡を取りながらサポートしています。
基本的にはしっかり面倒を見ているので、一般の会社よりは優しいのではないかなと個人的に思っています。

頑張ってはいるものの、、、

それで今、新人に担当させている案件の中で「提案書を書く」という仕事をさせています。
とあるお客さん向けに新規のシステムを提案する、という世の中のどこにでも事例が転がっていそうな提案ではありますが、未経験者に一から提案書を作らせているので、なかなかスムーズに進みません。
新人君が作成した資料に対して、先輩方が容赦なく指摘していきます。何度も何度も資料を修正していますが、なかなかOKが出ません。
きっと毎日枕を濡らしながら新人君たちは頑張っていることでしょう。

そんな中、傍らから彼ら新人の振る舞いを見ていて思ったのが、「考える事」について。

彼らは毎日考えています。しかしなかなかOKが出ません。なぜでしょう?

ITに精通していないから?業界についての知識が乏しいから?提案書を書いたことがないから?
ちょっと違う気がします。
どうも「考える力」そのものが弱いのではないか、と感じています。

まず必要な基礎体力としての「考える力」を養う必要があるのです。

「考える力」とは?

まず、思考活動には以下の3つの要素が必要です。

  1. インプット
  2. 処理
  3. アウトプット

これがバランス良く出来ている事が求められます。

1.インプット

インプットは情報収集です。知識の蓄積です。
いわゆる「引き出しを増やす」という事です。

今回のように「提案書を作成しろ」という指示を受けたとき、提案書とは何か?提案書の書き方は?対象のお客さんはどんな仕事をしているか?という形で情報を集めます。
また、世の中には事例がゴロゴロと転がっているはずですので、それを見習えばどんな風に仕事を進めていけば良いか、というのも分かるはずです。

2.処理

次に処理です。集まった情報を整理し加工します。
集まった情報を元に、現状の業務はどうなっているか?課題は何か?解決策は何か?アプローチはどうするか?とここでようやく「考える」事が出来ます。

ここでは考えるという行為を行ないますが、実際のビジネスのシーンでは「定石」を使って考える事が大半なので別に創意工夫はそれほど必要ではありません。
そしてこの定石を持っていない、という事はインプット=知識が不足しているという事になります。

3.アウトプット

最後にアウトプットです。整理、加工された情報を伝えることです。

整理された情報を分かりやすく、漏れなく、提案書という形で仕上げます。そしてお客さんに対してそれを説明します。提案書が出来上ることがゴールではなくて、お客さんが理解してくれること、そして内容に合意してくれることが狙いです。

「考える力」が弱い原因

アウトプットの品質が悪い、という場合は正しく情報が処理されていない事が原因という事もありますが、そもそもインプットが不足している、という事が多い気がします。

「もっと考えます、頑張ります!」とか「考えました、でも分かりませんでした!」と言う人がいますが、そもそもの前提となる情報=知識が不足していることがほとんどです。

そんな時はネットで調べるなり本を読むなりしてインプットを増やさなければなりません。

十分にインプットがあるのに、正しい結論が導かれていない人は処理方法を変えなければなりません。
クリティカルシンキングとかラテラルシンキング等の思考法を身に付けましょう。と思考法を身に付けるには勉強、やっぱりインプットを増やすことに帰結します。

おわりに

先輩方が少ししかヒントを出さない、ストレートに答えを教えないのは、意地悪をしている訳ではなく、もっともっと考えて欲しい、と思っているからなのです。

と、最近頑張っている新人向けにつらつらと書いてみました。
果たして本人たちはこの記事を読んでくれるのだろうか?