iPX社員によるブログ

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視覚のオハナシ第二弾”脳だって落ち着きがほしい”

iPX mazdaです。(4回目)

本日の前置き。

スノーボードのシーズン到来。
皆さんカッコいいボードを持っているので目移りしてしまします。
スノーボードスケートボードはクールな方々が多いですね。
その中でもやはり錯視系の画が好まれてる印象があります。

さて本日の本題に。
今回も“視覚”について書き綴ります。

視覚について第2弾

脳は落ち着きを求めている

幾つか視覚の法則をご紹介します。
(愛読書”メッツガーの視覚の法則”と言う本からの抜粋です。)

内側の法則

内側の法則により閉じた図形が現れる。

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内側の法則
「 < 」
は右側に空間を感じるので内側だと脳は認識してしまいます。
「 < > < > < > 」
こういった場合も纏まった空間がある場合、内側と内側をワンセットで閉じた図形として判断しています。

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さんかくがみえる
パッと見た時に三角形が目に入るはずです。
それは脳が纏まりとして画を見ている為なのです。
こちらの手をひとつずつ単体でみると疲れてしまいます。
あちこちに目を向けないといけないので。

同類の法則

同類の法則により、同じ形・形態のものは纏まりとして認識する。

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同類の法則

正直な話、整頓好きにとっては形の違うものが混在していたら気持ち悪いですよね。
きっちり綺麗にしたい!という気持ちは脳も同じです。

なめらかな法則

視覚知性は複雑な状況や可能性を排除している。

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なめらかな法規
単純な形や簡潔な構造を見出すのも落ち着きを求める為の脳の働きです。
曲線の連続で「S」、直線の連続で「ー」にしか思えないです。
しかし、可能性としては交わっている点を切り離すと3パターンは生み出せます。
皆さん思いつきますでしょうか。

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実はクロスしてないんです
左図は真っ直ぐに伸ばした手をクロスさせている事を想像する。右図は実際の写真。

脳は常に単純化を行い視覚世界を構築している

幾ら脳が優秀とはいいと言えど、脳みそも情報が多すぎると疲れます。
どちらかと言えば物事が進まないと言った感じですね。
あれこれ気になると、本来やらなければならない事が疎かに...。

視覚による脳の大きな働きとしては3つになります。
・複雑な状況や可能性を排除!構造は簡単に!
・常に単純化を行う!処理しやすい!
・纏まりを生み出して落ち着きを!

あれ、これは通常の生活でも必須なスキルですね...。
自然と出来ているなら意図的にも出来るはず。
実践あるのみ。

今回の視覚について第2弾は閉幕とさせて頂きます。