iPX社員によるブログ

iPX社員が"社の動向"から"自身の知見や趣味"、"セミナーなどのおすすめ情報"に至るまで幅広い話題を投下していくブログ。社の雰囲気を感じ取っていただけたら幸いです。

CADと3Dプリンターで型作り

お久しぶりです、すずきです。
コロナの影響でライブが中止・延期になり、世界各所のディズニーランドも閉まるという事態に心が死んでいます。
特に中止になったライブの整理番号が2桁だったので、悲しくて、悔しくて、いまならダークサイドに落ちれます。

今回は自分がiPXに入ってから学んだ3DCADのスキルを使ってクッキーの型を作成したので紹介します。
私は前職が事務職+大学では経済について学んでいたゴリゴリの文系出身ですので、今までCADというモノに触ったこともありませんでした。
元々、地図などを立体的に捉えることが苦手なので、図面などを見ても立体を思い描くことはできません。
ただ、3DCADは図面通りに作成すれば完成するので、私でも使う事ができました。
最初に触ったソフトがとても高級なもので、細かく設定出来たり、便利な使い方ができるソフトだったのも良かったのかもしれません。
おかげで、CADで出来る事を知ることができました。

今回は自宅で行ったため、FreeCADという無料ソフトを使って、発売が延期になってしまったゲームのシリーズに登場するモンスターの形を作ります。
CADを学んだ際に高級なソフトで慣れてしまった為、とても・とても使いにくいです。
「ただ、こうゆう事がやりたい」「こうすれば作れるはず」というようなあたりは付けられるので
Google検索を駆使して作成しました。

出力は新しいオフィスへ引っ越した後、社員が私物の3Dプリンターを会社に置いているので、使わせて頂きました。
ネットで調べるとクッキーの型を作る用の3Dプリンターも出ているようですが、普通の3Dプリンターで作成できます。

1、CADで下絵作成
   FreeCADで「新規作成」→「Part Design」 → 「スケッチ」で下絵を作成していきます。
   最初に大雑把に形を作り、その後に曲線や細かいところを作ります。
   今回は図面はないので、フィーリングで作成します。
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2、下絵の押し出し
   「Part」に変更します
   スケッチを「押し出し(PAD)」で立体にします
   今回は中を空洞に刷るので「ソリッド作成」のチェックを外します。
   これで大まかな形の完成です。
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3、モデルの保存
   押し出したモデルをstl形式でエクスポートします。

4、3Dプリンター用に変換
   Ultimaker Curaで3Dプリンター用のデータ形式に変更。
   ここでフィラメントの厚さやスピード等を設定します。
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5、3Dプリンターで造形
   最後に、3Dプリンターで造形スタート
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作業としては簡単すが、まだまだ3Dプリンターを使いこなせていないため、2度ほど失敗しました。
一回目は、壁が薄すぎて隙間が・・・。型として失敗です。
二回目は、何故か一部が浮いてしまって造形失敗。軽すぎたかな?
三度目は無理やり蓋を付けて造形。型はできたけど、中のバリを削るタスクが発生。
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(↑一回目の完成品)

なかなか難しいです。
ただモノづくりは面白いし、3Dプリンターがあるなら作れる小道具の幅が広がるので、今後も色々と作成したいと思います。


最後にディズニーが恋しいので、昨年10月に行った、カリフォルニア ディズニーの写真を載せておきます。
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(ミレニアム・ファルコン号!これに乗るためにアメリカ行きました。)

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(ミレニアム・ファルコン号のQラインから見える景色)

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(ファルコン号機内のデジャリック台)