ロゴ話<デザイナーを上手く使うコツ>
はじめまして。半年前に入社したmazdaです。
前職はデザイナーをしていました!
全く違う業界から来た訳ですが、視野・思考はどんな業界にも必要です。
クリエイティブで在る事は、どんな状況でも有効であると感じている今日この頃。
未知の体験をしながら日々過ごしています。
前置きはこれくらいで...
mazdaのロゴ話!
この度、弊社ロゴを一新しました!
コーポレートカラーも魅惑の紫へ…。
ん、いやいや「本紫」と呼ぶことにします。
ちなみに、ロゴのデザインは、わたくしmazdaが担当させて頂きました。
※10月より、正式運用開始です。
ロゴに関連しまして、
「カッコいいロゴをつくりたい!」
と思っている方へ、ロゴのお話をひとつ。
デザイナーを上手く使うコツ
ロゴ制作依頼を前提としたストーリー仕立て綴りたいと思います。
中小企業さん必見です。
デザインなんてわからない、いいデザインのものが出てこないなんて事が多々あります。
それを少しでも回避できるような、豆知識として読んでいただければ幸いです。
1.依頼part1:「ロゴマークつくって下さい!」
はい、最初からNGです。
ロゴとマークは同じ意味です(「ロゴロゴつくって下さい」と言う意味になります!)。
ロゴマークは造語です。しかも、和製英語ですのでご注意を。
「じゃあ、なんて言えばいいの?」
ロゴは、シンボルマークとロゴタイプの総称。
シンボルマークだけでもロゴ。
ロゴタイプだけでもロゴ。
シンボルマーク+ロゴタイプでもロゴと呼びます。
なので、「ロゴ」だけでOKです。
〇シンボルマーク=絵のみ
〇ロゴタイプ=文字を装飾したもの、図案化したもの
簡単に言えば、読めるものと読めないもの。
デザイナーとしてこれは知っていなければ恥ずかしいです。わかってなかったら怪しいデザイナーですね。
2.依頼part2:「いい感じのロゴつくって!」
この依頼の仕方、双方にとっていい面・悪い面があります。
クライアント/依頼側の意見
全然イメージと違う~、せっかくお金をかけるのだからいいロゴにしたい。
何このダサいやつ、意味わかんない。
デザイナー/作り手の意見
この言葉だけではいいものは作れないです。
正直困ります。
「いい感じってなんだよー。想像つなかいよー...。」
「じゃあ、どうしたらいいの?」
まずは、コンセプトとお互いのイメージの擦り合わせ。
デザイナーはある程度のカッコいいロゴを作れます(人によりますが)。
でも、人の感性はそれぞれで個人の“カッコいい”のベクトルは全く違います。
完成したロゴが全然いいものではなかったりするのはこの為。
これを回避する為の条件は2つ
- 「コンセプト」
- 「イメージの摺り合わせ」
ではまずコンセプトから
3.依頼内容part1:「コンセプトは〇〇で!」
コンセプトは、日本語で言うところの「概念」または「構想」。
感覚的なもので言うと「芯」や「軸」だとmazdaは思っています。
考える発端でもあり、筋を通し抜く為に重要なものです。
ロゴを見たときに何も感じなもの、意味がないものだと、記憶にも残らない。
見えたものから何を感じさせるか、コンセプトを表現できているかなどなど...
コンセプトの話は長くなりそうなので次回に持ち越します!
コンセプトが無いと永遠にロゴは完成しないです。
色々な可能性が考えられ、もはや何をしたいのか
クライアントもデザイナーもわからくなり、意味が薄いロゴになります。
つまりは、デザイナーが色々考えられるようにネタを提供してあげる事が大切です!
次にイメージの擦り合わせ
4.依頼内容part2:「こんなイメージでお願いします!」
イメージを伝えてデザイナーと擦り合わせするこは大切です。
何すんのそれ?と、なるかと思います。
何かと言いますと、資料収集と情報確認です。
- 資料収集は、どんなロゴにしたいかのサンプル集める事。
- 情報確認は、資料を踏まえて相互確認をします。
資料収集で注視すべきことがあります。
この写真の何処が気になっているのか。
何が心に引っかかったのかを伝えること。
例えば、「ナイキのロゴ」と「カフェの写真」が資料としてクライアントが持ってきたとしましょう。
「ナイキのロゴ」からは
- シンプルなのが良い
- シンプルだけど力強い
- 印象に残りやすい
「カフェの写真」からは
- この写真の雰囲気が好き
- こんな雰囲気に似合うロゴ
- この色・トーンが好き
ひとつの情報から、どんな事をイメージしているか、
どう考えているかがお互いに認識することができます。
クライアントの資料を元に、デザイナーが様々な方向性をつけて資料準備します。
そしてクライアント資料をお見せして
「あーそうそうこれ!こんな感じ。」や「こんな風にもしたい。」など
情報を探ったり、どんなイメージなのかが確認したりとやり取りも行うと話が進みやすいです。
ある意味ここがデザイナーの腕の見せ所の一つでして、
クライアントにこれこれーと言ってもらったり、
イメージを固めてもらう為にせっせと資料を作るわけです。
最初の段階なんてデザイナーはとっても地味で時間がかかることをしてるんです。
ここでデザイナーが、あれこれ考えてくれるので
アバウトなイメージやコンセプトが明確になってきます。
眠っていた考えが第三者によって覚醒する感じです!
極論を言うと、「根掘り葉掘りお話する」ことです。
雑談もいいですが、ポイントとなるキーワードを用いると良いロゴ制作に繋がると思います。
長々と読んでいただきありがとうございました。
お疲れ様です!