iPX社員によるブログ

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品質管理のお話

こんにちわ、プログ3回目の投稿になります古谷です。
そろそろ技術系のブログを・・・と思いつつもなかなか書くのは難しいと思う日々。
というわけで今回は、業務に直接的には関係ありませんがちょこちょこ耳にするQC(品質管理)について書いていきます。
自分自身もなんだろう?と興味があったので調べてみることにしました。

1.QC(品質管理)とは

品質管理と聞くと、品質管理課の人が商品を検査し改善するもの。と思われる方が多いと思います。私も当初そうだと思っていましたが、これは正しくもあり、広義的にみると違った解釈をすることもできます。

広義の品質管理
顧客や社会の要求する品質を満たし、ニーズに合った製品やサービスを作って提供するための品質管理

どう違うかというと、完成した商品から原因を探っていくより、開発全体を通して品質管理を行う方が有効的ではないかという考え方です。
最近ではこの「広義の品質管理」が一般的になってきているようです。
一例としてTQC(全社的品質管理)があります。
設計の段階から販売、アフターサービスといった全プロセスを総合的に品質管理する手法です。
これにより品質管理は「1部門だけが行うもの」ではなく「企業に属する全員で行うもの」となります。

2.品質管理の考え方

品質第一:顧客は品質が高くないと購入しない。顧客が求めるものを品質が高い状態で提供する
後工程もお客様:自分が行う業務だけではなく、その次の工程のことも考えた仕事をすれば全体の品質向上につながる。自分の仕事さえ完了すればいいという考え方は周りに負荷をかけ品質低下を招く。
プロセスを管理する:良い結果、悪い結果を決めるのは結果までに至るプロセスによるもの。何か問題が起こった時、問題をおこしたプロセス(仕事のやり方)に原因がある。


品質管理の考え方をここでは3つ挙げてみました。他にもありますがどれも重要なことばかりです。文章で書かれると「己はしっかりできているのか」と心に響くものがありますね。

3.分析手法

今まで考え方を書いてきましたが、次は分析手法(問題解決手法)についてです。
分析する方法は有名なものとしてQC7つ道具、新QC7つ道具と呼ばれるものがあります。
中身については割愛しますが、2つの使いわけについて説明していきます。
QC7つ道具:数値データ特化の分析手法です。
        例)商品の重量のばらつきをグラフ化して分析
新QC7つ道具:数値化できない言語データ特化の分析手法です。(一部数値データを扱います)
        例)作業手順をチャート化し、見える化を図る

まとめ

最初は単なる興味から調べてみた品質管理ですが、自分を見つめなおすいい機会となりました。
特に品質管理の考え方は社会人になる前から知りたかった内容でした。
意識するしないで大きな差となってくることでしょう。
というわけで、品質管理のお話でした。ではでは。